上岡龍太郎さん・・憧れの「カッコイイおとな」でした。

「芸は一流、人気は二流、ギャラは三流」と自称する韜晦=ダンディズム。

上岡さんの愛弟子、ぜんじろう氏の回顧が身に沁みました。

「僕が弟子入りしたとき、師匠にはこう言われたんです。

『僕は、もうある程度の年齢になってしまいました。プレスリーにせよビートルズにせよ、時代というのは若い人が出てきて作り替えていくもの。いつでも、若い人の言うことのほうが正解なんです。むしろ、僕が君にいろいろ教わりたいくらいです』と。

18歳の若造である僕にですよ」