毎晩聴いている『キラーズ・オブ・フラワー・ムーン』のサウンド・トラック。
手掛けたのは8月にこの世を去った世界最高のロック・ギタリスト、ロビー・ロバートソン。
彼の最期の大仕事はやはり素晴らしい。
マーティン・スコセッシ、ロバート・デ・ニーロ、レオナルド・ディカプリオ、
アンタたちも素晴らしかった。
でも悪いけど、おれはこのサウンド・トラックを毎晩聴くことで、2時間を超える映画よりも遥かに豊かに
「アメリカ大陸の知られざる歴史」を体験しているようにかんじる。
それはひとえにロビー・ロバートソンというギタリストの、音楽家の、
途方もなく深く豊かな才能と探究心と歴史認識の賜物だろう。